2007年10月13日土曜日

パンズ・ラビリンス

映画を見ました。「パンズ・ラビリンス」

スペイン映画です。
過酷な現実を生きるなかで、おとぎ話の世界へと引き込まれていく少女の物語。
といったとこでしょうか。

おもしろかったです。
特殊メイクなど、映像的にとても好きです。まさにダークファンタジーの世界観を美しく表現していると思いました。魅力的な雰囲気を持つ映画。
でも、残酷なシーンや痛々しいシーンが所々あり、そういう表現があまり好きではない私にとっては、少々見るのに力が入ってしまいました。
ああいった残酷な表現は、ただ単に見せられるのはすごく不快で嫌なんですが、この映画の場合は、現実の世界の残酷さ、そして残酷な故におとぎ話の世界に引きつけられる少女の心情を表現するためには必要なものだったようにも思います。
そういった意図のもとで表現されてる分にはまだゆるせるかな・・
結末の展開、終わり方は、「なるほど」と思う部分ではありましたが、映画の中で描かれている現実の世界だけを考えるとなんて悲しすぎる話なんだ・・
と思ってしまいますね。
でも、この監督は、才能があるんだろうな。
後味の種類は別にして、確実に見た後に強いイメージをもった作品として残っています。

パンズ・ラビリンス

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