2009年11月30日月曜日

カミロボエキスポ



B=C

写真の余白を活かした構成がうまい。
文字と絵を分けてレイアウトすると、
情報がスッキリしてバランスが良く読みやすい。
読むべき部分とグラフィカルなところが
互いに活きたビジュアル。

背景が黒い所もめずらくしい。
直線的な書体や写真のユニークさがあり、
popで独特な世界感を感じさせる。

DESIGNTIDE TOKYO






B>C

タイポグラフィの構成が面白い。

HELVETICAの均質でウェイトの大きい書体は
カタマリとして見やすく、画面がしまって緊張感がでる。

階段状にみせた構成は、文字を図家的にあつかった形の
面白さと存在感がある。

形状から、左揃えで
右側に空間が空く見せ方や
横に流れがある構成でレイアウトすると
落ち着きがよいと感じる。

烏龍茶




B≧C⇨A


瓶のデザインでイラストが入った物は
ごちゃごちゃした印象が多いのであまり好きではないが、
この瓶は良いと感じた。

白の一色刷が大きいと思う。
透明と白の組み合わせは、
透明感を損なわないので、上品なイメージにあうと思う。

イラストは中国の絵画的である。
現代のイラスト風なので、
可愛らしさがあり愛着が持てる。
イラストのセンスも重要である。

透明をベースにしているので
お茶の金色が見えて、商品のカラーイメージと直結している。
色合いはイラストともマッチしていて、
烏龍茶ということがストレートに伝わる。

装飾的なデザイン部分と素材を活かす表現が
うまく融合している点が素晴らしい。

2009年11月26日木曜日

BOSS silky black



A⇨B≤C

落ち着いた雰囲気でシックなデザイン。
彩度が低く落ち着いた色合いで上質さを感じる。
文字も小さく、余白を広く取るゆったりしたレイアウト、
マットな質感からも上品なイメージを受ける。

ここでもグラデーションが活きている。
グラデーションは静的な印象を保ちながらも、
画面に躍動感のようなものを感じさせる。
ベタ一色では退屈になるような面も、
グラデーションを入れる事で、
場が保たれて安定する。

自分的にグラデーションは使いにくい表現であり、
一見、見落としてしまいそうなものだが効果的な表現だ。

ホッとタイム



B=C⇨A

食品のパッケージにありがちなくどさがなく、
すっきりしていて好感が持てる。
洗練されたデザイン

料理写真や派手なロゴで主張することの多い
食品のパッケージにおいては、ある意味
王道感からはすこしずれた印象がある。

配色の妙。
定番色からすこしはずれた
落ち着いた色合いで品がある。

商品名の書体も、
フォントの打ち文字でシンプルである。

食品棚における相対的な見え方では
シンプルさが目を引くと思う。

中央にキューピーの文字とイラストが
レイアウトされていることで、
安心感のあるブランドイメージも伝えられている。

ブランド力があるからこそ、
活かされるシンプルなデザイン。

一膳三役






B>>>C⇨A

アイコン的なロゴ、
中央に情報が集約しているので
画面構成的にインパクトがある。

地色と白のほぼ二色で表現したシンプルなデザイン。
シンプルなデザインにはカラーバリエーションが効いてくる。
シリーズであるという事を強く印象づける事ができる。
単体がシンプルなだけにバリエーション感が引き立つ。

dyson広告



A⇨B≥C


製品をシンプルに見せたビジュアル。

中央揃えでシンメトリーに構成した画面。
余白が広くゆったりとしていて、
落ち着いている。信頼感を感じさせる。

手がポイント。入ることで、
背景がただ余白でなく空間として感じられる。

背景のグラデーションが効いている。
間延びせず、画面に緊張感をだしている。

シンプルでインパクトのある広告。

THIS IS IT



A<B>C

シルエットをシンボリックに見せたポスター。

中央に配置したレイアウトと、
鮮やかな色合いでインパクトがある。

文字も上と下に整理されており
シルエットをすっきりと見せた構成でバランスが良く。
王道感がある。

シルエットがマイケルジャクソンだと分かるから
象徴的な表現がはまるのだと思う。
知名度がなければ意味的にやや弱くなり、
インパクトも少なくなると思う。

マイケルジャクソンであることが活かされたデザイン。

iphone雑誌広告



A=B=C

そのまま説明しているストレートな表現。
だがそれでいて、ビジュアル的にカッコいい。

iphoneのインターフェースの美しさに依る所が
大きいかもしれないが、
白場にレイアウトした、製品写真と
テキストの構成がスッキリしていて
バランスよいレイアウトになっている。
余白も広くて品がある。

説明書的な広告という所に面白さもある。

伝える情報は明確であるし、
伝わりやすい形になっている。

iphone所有者にとっては、
自分に関係するものととして
目をとめるだろう。

「何も演習がない」が、
それでいて「最も伝わる形」であるということが
この広告の魅力。

フォルクワーゲン 企業広告



A=B=C

クリスマスカード

閉じた時は会社のロゴマーク。
カードを開くと雪の結晶になる。

企業/季節性の二つの意味があって
うまいと思う。

仕掛けがあるのは面白い。
驚きは感動。

2009年11月21日土曜日

名古屋ふらんす




目をひくパッケージ。
青一色でインパクトがある。

青色はあまり食品には使われにくい色だと思うが、
その点、差別化ができて目立つのだと思う。

手描きタッチのイラストや
隷書体のようなな柔らかい文字のロゴから、
手軽さや親しみやすさが感じられる。

コックをイメージしたアイコンがキャッチーで
インパクトがある。
目を引いてポイントをおさえたデザイン。

アトムの命題




アトムの顔を平面構成的に表現しているのが面白い。

色使いが良い。コントラストがはっきりしているのが、
幾何学的な模様とマッチしている。
モダンな雰囲気やノスタルジックな印象も感じられる。

構成のバランスが良く。
文字を含めて一つのビジュアルとして
成立しているよう。

JTマナー広告






ピクトグラムで表現されたマナー啓発の広告。

白ベースに緑色のサインのようなビジュアルが爽やか。
またアイコンのかわいらしさもある。

メッセージの内容や表現も面白い。
図式化する事で、文字を読むよりも分かりやすい。

ビジュアル的な良さに加えて
内容の面白さがある。
2重の良さがクオリティを高める。

Rezepte gegen die Langeweile



芋の革をめくることで
服を着ていたり時計をしているように見せる表現。

アイデアが面白い。

物を擬人化して、服を着せたり眼鏡をかけさせるような
表現はよくみるが、
このアイデアは何も付け足さず
元ある素材を活かして表現している所で
それらと異なる。

引き算の考え方から生まれる物は強くてシンプル。

2009年11月20日金曜日

ホッピーの瓶



昔懐かしい雰囲気を感じさせるデザイン。

線の太いスクリプト体とPOPなカタカナ書体がマッチしている。
この書体が商品のイメージを決めているといっても過言ではないか。

白一色の印刷は、シンプルで昔の印象。
カラーラベルはシックな色合いでクラシックな印象。
ラベルの方は、ロゴの帯が中央にあり、他の要素がそれを囲むように
ならんでいてマークとしてインパクトが出る。

個性的で、記憶に残るデザイン。

水の王





シンプルで洗練されたデザイン。

丸く独特なフォルムで
印刷やラベルによる装飾を排除したデザインが、
瓶そのものの美しさと、透明感をひきたてている。

瓶の中に背景が移り込んだ様子も面白い。
独特な表現でポイントとなっている。
映り込みにも、ガラスの美しさと透明感を感じる。

素材の美しさを活かしたデザイン。

animals are not toys




動物をおもちゃに見立てた表現。

直接的な表現でなはないが、
メッセージが分かりやすく面白い。
ユニークなアイデア。

全く違う2つの事を一つにむすびつけることで、
違和感のある面白い表現が生まれる。

クラッカー







アイデアが面白い。

ビジュアル的に美しいだけでなく、季節感があることが新しい。
花びらや雪が舞い散る様子とクラッカーを使った様子の共通点を
結びつけたところで、意図が分かりやすく、腑に落ちる。
誰もが理解できる面白さがある。

シンプルな事だが、
アイデア一つで魅力的になものに変わる。

albion


平面のイラストを立体的に構成して
リアルな奥行きを表現している所が面白い。

平面的なイラストなのに、
立体感を感じられるところに
違和感のようなものがあって、
引きつけられる。
新鮮でインパクトがある。

今の時代、パソコンでレイアウトできるが
あえて手作りをしていることで
新しい表現になっていると思う。

2009年11月11日水曜日

青山銀蝿





密度の濃いものにはパワーを感じる。

細かいものには目を奪われる。

この二つが合わさって迫力がある。
思わず目をとめてしまう作品。

いろいろなものが密集しているが
全てが銀で統一されているところで、
ごちゃごちゃした印象はなく、
ある種シンプルとも言える

集約させた強さがある。

LEGO



壁を巨大なブロックに見立てたアイデアが面白い。

既にあるものを利用する事で、
普段それを目にする人にインパクトを与えられるので
良いピールができると思う。
アイデアの面白さも伝わりやすいし、
好感を持って受け止めてもらえるはずだ。

手数が少なく、ちょっとしたアイデアで
表現するので、考え方がシンプル。
シンプルであるからこそ、強いものが出来る。

見る人に新しい発見と新鮮な驚きがあり
記憶にとどまるものになると思う。

awai




余分な装飾がなく、
瓶のフォルムをシンプルに見せたデザイン。

ロゴの印刷部分も小さく、非常にシンプル。

透明に白という色合いが上品であり、
透明感が感じさせる。

箱は色鮮やかなグラデーションで瓶との色の対比がよい。
全て白で統一するのでなく、箱を鮮やかにすることで
華やかさが感じらる。
外箱が色鮮やかになっていることで、瓶の透明さが活きてくる。

柔らかな印象で、
女性が手に取りやすいものになっている。

Gokuri




白をベースにした配色で商品と金魚の鮮やかさが映える。

さらに、金魚が飲んでいる写真もインパクトがあって面白い。

ワイドな画面がスマートでスッキリとした印象を与える。

右側の写真に対して、左側の文字が抑えとなって
バランスがとれている。

写真とロゴを大胆に配したシンプルな構成だが。
ビジュアルの強さが際立つインパクトのあるポスター。

2009年11月10日火曜日

uno






丸い容器とツートンの鮮やかな色合い
ロゴのみをシンプルに配したスッキリしたデザイン。

メインターゲットになる若者を意識した
華やかさが目にとまる。

丸い形とプラスチックの質感、
鮮やかなカラーバリエーション。
色・形・質感、全ての要素がマッチして
ポップなイメージを作っている。

生活用品っぽさがなく
コレクションしたくなるアイテムのようである。
さらに、携帯用の小さいサイズになると、
よりかわいらしさが増す。

様々なカラーバリエーションがあるのは
見て楽しい気分になる